-
51歳、それでも。
51歳、それでも。大阪市中心部で一戸建てを建てる。第10話
第10話 給与明細に増えた八万円 ある月、何気なく給与明細を開いた。 そこには、見慣れない数字が並んでいた。 基本給とは別に、八万円が加算されていたのである。 最初は見間違いかと思った。 何度も見返した。 昇給ではない。 賞与でもない。 その八万... -
51歳、それでも。
51歳、それでも。大阪市中心部で一戸建てを建てる。第9話
第9話 息子のひと言で変わった候補地 第8話で、私はハザードマップを開き、街の安全性を調べ続けていた。 大阪市には、津波や洪水などの災害リスクを抱えるエリアも少なくない。 津波。 洪水。 高潮。 液状化。 活断層。 家を建てる場所は、価格や利便性... -
51歳、それでも。
51歳、それでも。大阪市中心部で一戸建てを建てる。第8話
第8話 ハザードマップを開いた夜 家探しは、順調に進んでいるように思えた。 気になる物件は見つかる。 しかし、「ここだ」と思える家には、なかなか出会えなかった。 私は、まず「どのエリアで家を買うべきか」を調べることから始めた。 毎日のように地... -
51歳、それでも。
51歳、それでも。大阪市中心部で一戸建てを建てる。第7話
第7話 51歳、もう一度家を探し始める 「もう一軒一戸建てを持ちたい。」 その夢は、少しずつ現実味を帯び始めていた。 子どもたちは大学生になり、あと数年で社会人になる。 住宅ローンの残高も、少しずつ減ってきた。 積み重ねてきた知識や経験も、自分... -
51歳、それでも。
51歳、それでも。大阪市中心部で一戸建てを建てる。第6話
第6話 一歩踏み出さなければ、未来は変わらない 「もう一軒一戸建てを買えるようになれればいい。」 夢はできた。 でも、夢は思い描くだけでは叶わない。 あの頃の私は、そのことを少しずつ理解し始めていた。 本を読む。 資格を取る。 不動産賃貸業をし... -
51歳、それでも。
51歳、それでも。大阪市中心部で一戸建てを建てる。第5話
第5話 二つの家を持つという、もう一つの夢 最初の家を建ててから、毎日の暮らしは大きく変わった。 家族と過ごす時間。 子どもたちの成長。 休日に庭の手入れをしたり、車を洗ったりする何気ない時間。 家は、私たち家族の思い出を積み重ねる場所になっ... -
51歳、それでも。
51歳、それでも。大阪市中心部で一戸建てを建てる。第4話
第4話 最初の家を建てる 結婚し、家族が増えた。 子どもたちの成長を見ながら暮らす中で、私たちは少しずつ「自分たちの家を持ちたい」と考えるようになった。 家を探し始めるにあたって、最初に決めたのはエリアだった。 当時住んでいた賃貸マンションの... -
51歳、それでも。
51歳、それでも。大阪市中心部で一戸建てを建てる。第3話
第3話 24歳で結婚し、家族ができた 大学を卒業し、社会人になった。 学生時代とは違い、毎日は仕事を中心に回るようになった。 覚えることも多く、失敗することもあった。 一日があっという間に過ぎていく。 そんな日々の中で、二十四歳のとき、私は結婚... -
51歳、それでも。
51歳、それでも。大阪市中心部で一戸建てを建てる。第2話
第2話 家を買うことは、何かをあきらめること 十八歳だった私には、「家を買う」ということがどれほど大きな決断なのか、もちろん分からなかった。 住宅ローンという言葉は知っていても、その仕組みを理解していたわけではない。 家を建てるために、どれ... -
51歳、それでも。
51歳、それでも。大阪市中心部で一戸建てを建てる。第1話
第1章 家を持つということ 第1話 18歳の私が忘れられなかった家のドラマ 十八歳。 大学一年生だった私は、一つのテレビドラマに夢中になった。 TBSテレビで放送された「それでも家を買いました」。 きっかけは、とてもシンプルだった。 主演が、私の好き...
