23歳の娘の手術に寄り添い教えられたこと・・・
2022年11月16日です。10月に発症したしびれ・鈍痛はこの数日ほとんど感じない毎日を送っております。予想だにできない症状を経験しました。不幸中の幸いとはこのことです。ほんとうに幸せを体感しています。そのようななかで、23歳になる娘が、春ごろから患わっていました「子宮内膜症」の手術を受けました。生理痛がひどかったため診察を受けた結果、卵巣に大きなチョコレートのう腫が発見され、薬の服用を続けておりましたが、薬でのう腫の増大を防げなかったために、手術をすることになりました。チョコレートのう腫とは、子宮内膜組織が卵巣で増殖することで、古い血液がたまってしまっている状態です。
子宮内膜症は不妊の原因にもなり得るため、大きなチョコレートのう腫がある場合は、妊娠率低下につながる可能性があります。また次の場合はがん化する可能性が高くなります。のう腫の大きさが4㎝以上の場合、のう腫が急速に増大している場合、高齢の場合、などは手術が選択されます。子宮内膜症の手術を受けるメリットとしては、大きく分けて3つあります。1.薬で治療するよりも再発率が低くなる 2.不妊の原因を取り除くことで妊娠の確率が上がる 3.卵巣チョコレートのう腫のがん化を防げる 手術をする場合、薬による治療と比べて体に負担がかかることがデメリットでもあります。また手術をしても100%再発を防げるわけではなく、しばしば繰り返すことがあります。チョコレートのう腫を切除した場合は、卵巣の一部が切り取られることで卵巣機能の低下が生じるというデメリットもあります。手術方法については、2種類あります。1.開腹手術 お腹を縦または横に切り開き、子宮内膜症のある部分を切除します。卵巣のすべてに病変がみられる場合や妊娠を望まない場合などは、子宮や卵巣ごと摘出することもあります。開腹手術は全身麻酔や脊椎麻酔を用いて腹部を約15~20㎝程切り開くため、体への負担が大きく回復にも時間がかかります。2. 腹腔鏡下手術 お腹に小さな穴を複数空けて腹腔鏡を挿入し、子宮内膜の病巣を取り除く方法です。開腹しないため出血や傷といった体への負担が少なく、術後の回復が早いことがメリットです。体への負担が少ないため、手術の翌日にはほぼいつも通りに動けるようになり、5日ほどで退院できる場合もあります。入院後については次回に報告いたします。
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