おみやげでLeonidasレオニダスをいただきました。ベルギーで創業100年以上の歴史を持つチョコレートブランドです。ちょうど100周年にあたる2013年にベルギー王室御用達の認定を受けました。創業から変わらず100%ココアバターによる100%フレッシュな出来たて風味にこだわり続けています。
日本では昭和29年に廃止された「皇室御用達」と同じく、ベルギー王国には今も「王室御用達」の認可制度があります。チョコレートをはじめアクセサリー、アパレル、ジュエリー、花植物、おもちゃ、文房具、オフィス用品など様々なジャンルにおいて「Association of the Belgian Warrant Holders / ベルジアン・ワラント・ホルダーズ・アソシエーション」という専門機関が厳格な審査に基づいて決定しているもので、5年ごとにリストの見直しと更新が行われています。
チョコレート大国であるベルギーでは、 ガレー(Galler Chocolatiers sa)、 ゴディバ(Godiva Belgium sprl)、ノイハウス(Neuhaus nv)、ヴィタメール(Pâtisserie Wittamer & Co sa)、ピエール・マルコリーニ(Pierre Marcolini Group)、ヴァンデンダー(Van Dender chocolates bvba)、レオニダス(Confiserie Leonidas sa)、マリー(Mary nv)という8つのブランドが2023年3月現在「王室御用達」として認められています。
ゴディバやヴィタメールは贈り物として利用することはありましたが、その二つのブランドがベルギーから来ていることも知りませんでした。ベルギーと言えばチョコレートとビールと言われているようですが、なぜチョコレートで有名なのでしょうか。
チョコレートの原料であるカカオの木は、紀元前2000年頃から中央アメリカ、メキシコ南部で栽培されてたようです。その当時のカカオはつぶして水に溶かし、薬用や強壮用として飲用されていました。
近世ヨーロッパ時代にスペインの探検家がカカオの種子をスペインに持ち帰り、宮廷に新しい飲み物として広めます。17世紀になりベルギーがスペインに支配されたことから、ベルギーにチョコレートが伝わったと言われています。
1885年、ベルギー国王レオポルド二世がアフリカコンゴを個人の財産で購入し植民地とします。それからカカオのプランテーション(広大な農地に大量の資本を投入し、国際的に取引価値の高い単一作物を大量に栽培する大規模農園)が一気に進められ、ベルギーにカカオが豊富に供給されることとなります。
レオニダスの歴史も調べてみました。1900年代初頭、アメリカへ移住したギリシア人の菓子職人レオニダス・ケステキディスによって、1913年にベルギーブリュッセルに創業することになります。この年、レオニダスはベルギーのゲントで開かれた万国博覧会でギリシア代表として出品し見事に金賞を受賞します。
チョコレート通の多いことで知られるベルギーにおいて「好きなベルギーのチョコレートは?」というインターネット調査でチョコレート部門3年連続の1位に選ばれています。ベルギー王室御用達が数あるなかでもベルギー国民はレオニダスをベルギーを代表するチョコレートに選んでいるのです。
この日はミックスアソート8Pをいただきました。
マノンカフェ(Manon Café) 冬のみの期間限定 全世界で人気No.1商品です。
ジャンティーナ(Giantina) クランチウエハース入りのピュアプラリネです。濃厚な味わいが印象的です。
ハートの形をした商品は分かりませんでした。
マンジャンビター(Mendiant Fondant)・マンジャンミルク(Mendiant Lait) ナッツやレーズンを乗せたベルギー伝統のプレート状のチョコレート菓子です。
オランジェット(Orangette)2本 細切りにしたオレンジの皮を砂糖漬けにして、ビターチョコレートでコーティングしてあります。オレンジとチョコの混ざり合う味が絶妙です。
ベルギーチョコレート・Leonidasレオニダスについてこのおみやげを機会に少し勉強することができました。ベルギー王室御用達を枕詞に女性へのおみやげ・贈り物にはぴったりかと思います。商品の価格帯もさまざま用意されているので、ビジネス、プライベート関係なく使うことができそうです。
店舗は都市部のターミナル駅にもありますが、住宅街の駅前にもあるようですので、近所にあれば一度お試しください。
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