大阪市中央区南本町2丁目にあります湖陽樹をご紹介します。
この日はディナーで会社の同僚と一緒に訪問します。はじめての訪問でしたが担々麺と麻婆豆腐が美味しい中華料理のお店との事前情報は聞いておりました。
中央大通の北側に面するファースト船場ビルの地下1階にあり、大阪メトロ本町駅と堺筋本町駅の間に位置します。湖陽樹 本町店は29年目を向かえる総席数162席を誇る大型店です。エントランスにはアジアンテイストのシマウマのオブジェなどが置かれていました。
アラカルトでさまざまな料理を注文していきます。
まず運ばれてきたのは「自家製ローストチャーシュー」です。肉厚で程良い焼き加減のチャーシューです。前菜としてぴったりです。
続いて「国産黒豚焼餃子」です。厚みがあるけど平べったい形をしています。他店で提供される餃子とサイズを比較すると倍以上の容量になると思います。厚めの皮で包んだ餡がぎっしり詰まっていてボリューム満点です。国産黒豚と野菜が独特の旨味を作っています。
「牛肉とピーマンの細切り炒め」です。ピーマンのシャキシャキ食感がよいアクセントとなっています。
「麻婆豆腐」です。四川山椒や粒山椒など数十種類の薬味と香辛料を使って独特の美味しさを表現します。辛味はそれほどきつくはないのですが、深みのある味わいが癖になります。
「担々麺 元味」です。1988年の湖陽樹創業以来変わらないゴマペーストと数十種類のスパイシーな香辛料、風味豊かな自家製辣油が織りなす看板メニューです。こちらも辛味はそれほどないのですが、麺を引き立てる濃厚なスープは秀逸です。
最後は「海鮮XO醤焼きそば」です。細めの麺に海鮮と野菜の旨み、さらにXO醤があっさりとした味わいに仕上げます。XO醤について知らなかったので少し調べたのですが、XO醤(エックスオージャン)は1980年代後半に作られた、みそ風味の高級合わせ調味料です。香港にあるホテル「ザ・ペニンシュラ香港」の料理人が、高級な食材を惜しみなく使って考案したそうです。加熱せずに使える万能調味料で、「XO」という名称はブランデーの最高級を表すXO(=extra old)という言葉から引用したもので、「醤」は合わせ調味料という意味を示します。それゆえXO醤は「最高の合わせ調味料」という意味となるのです。
どのメニューも伝統と工夫を感じられる秀逸な中華料理で、非常に満足できました。これだけ美味しい料理がいただけるにも関わらず、お店が大型ということでほかのお客さんが気にならずにゆったりと食事を楽しめました。またぜひランチも含めて訪問したいお店です。
湖陽樹(こようじゅ)本町店
住所 大阪市中央区南本町2‐6‐5ファースト船場ビルB1
電話 050-5590-0243
営業時間 月~土曜11:00~15:00 17:00~22:00
定休日 日曜日・祝日
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